2020-04

コロナウイルス関連

「いま、音楽にできること」の意味(あるいは限界)

あくまでも経験的に、音楽が心を揺さぶることを自覚している人は少なくないだろう。アメリカの発達心理学者のローレンス・スタインバーグは、「60歳になってもオールマン・ブラザーズを聴かなければならない理由なんてないさ。だけど、たとえ何歳になっても...
NEWS

「ライブハウス文化論からその先へ」 配信での対話企画開催が決定

ポストコロナ時代のライブハウスのあり方についての討論企画「ライブハウス文化論からその先へ」の配信が決定した。
コロナウイルス関連

「資本主義リアリズム」とライブハウス

ウイルス禍による経済への打撃はあまりにも大きく、グローバルな規模で深刻な事態を引き起こしている。さまざまな業種が影響を受けているなか、もちろん音楽産業も例外ではない。日本でもさまざまなメディアをとおして、苦境に立たされる音楽産業の窮状が毎日...
コロナウイルス関連

ノンポリティカルなミュージシャン 〜文化として成熟しきれない日本の音楽業界〜

コロナウイルスの収束が見えない中、仕事のないミュージシャンの不安は増すばかりである。真っ先に影響を受けた音楽業界では、補償を求めるムーブメントや署名運動など、さまざまな活動が活発である。 あるミュージシャンにインタビューを行った最、SNSや...
NEWS

日本ポピュラー音楽学会、緊急調査プロジェクトの公式ウェブページが開設

日本ポピュラー音楽学会が立ち上げた研究プロジェクト「新型コロナウイルスと音楽産業JASPM緊急調査プロジェクト2020」の公式ウェブサイトが開設された。 このプロジェクトは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う日本のポピュラー音楽が直面する重大...
コロナウイルス関連

ポスト3.11からの連続性

2017年7月9日、初めて山下達郎のコンサートへ行った。さすが「アルチザン(職人)」としての彼のコンサートは、音楽に対するこだわりに満ち溢れていた。彼は「なかなかチケットを入手できないアーティスト」として有名だが、幸運にも前から2列目のチケ...
おいてきぼりのミュージシャン

スタジオミュージシャンの収入が絶たれる日 ~おいてきぼりのミュージシャン4~

先日公開した記事ではジャズミュージシャンの経済状況について触れたが、メジャーミュージシャンのサポートや、レコーディングの演奏を行うスタジオミュージシャンの経済状況も逼迫している。  スタジオミュージシャンは、スタジオレコーディングやライブの...
おいてきぼりのミュージシャン

廃業の危機に直面したジャズミュージシャン 〜おいてきぼりのミュージシャン3〜

新型コロナウイルスの感染が都市部で拡大している事態を受けて、4月7日に緊急事態宣言が発令されてから6日が経過した。 政府は相変わらず個人への現金給付を出し渋っている中、ジャズミュージシャンの生活は既に危機的な状態となっている。  ジャズミュ...
コロナウイルス関連

ライブハウスのジレンマ

初めてロンドンとダブリンを訪れたのは、昨年1月のことだった。もともとアメリカの音楽に大きな影響を受けたことから、イギリスにはそれほどの魅力を感じていなかった。もちろん、イギリスやアイルランドの音楽も好んで聴いていたものの、訪れてみたいという...
PICK UP

保証は無し! 政治には利用されるミュージシャン ~ノンポリミュージシャンが利用される日本~

ミュージシャンが政治スタンスを表明してこなかったツケが回ってきた。  政治に対する関心がない人、またはその集団をノンポリ(ノンポリティカルの略)と呼ぶ。そのようなノンポリミュージシャンが音楽業界の多数を占めているのが日本である。特に音楽やミ...