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政治へのコミットメント

危機的な状況に直面したときに人は、否でも応でもコミュニティやアイデンティティを意識することになる。レベッカ・ソルニット(『災害ユートピア』亜紀書房、2010年)とナオミ・クライン(『ショック・ドクトリン』岩波書店、2011年)は対照的な立ち...
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新型コロナウィルス感染症拡大と自分の活動のこと

中川五郎 2020年3月28日 ぼくの住んでいる東京では日に日にコロナウイルスの感染が拡大しています。国や都は不要不急の外出の自粛を求めています。また密閉空間、密集場所、密接場面の「三密」を避けるようにという、専門家からの助言もあります。歌...
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ライブハウスの多層的な立ち位置

雨の季節が近づいてきた。だからといって、ウイルスが洗い流されるわけもない。5月25日の政府対策本部において、5都道県(北海道、埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県)に対する緊急事態宣言が解除され、全国的に次なるフェーズへと向けた動きを見せはじ...
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音楽の聴き方、楽しみ方

コロナ禍で音楽を生で聴く場が閉ざされている。感染を防ぐためには、社会距離と呼ばれるおよそ2mの距離をとりあうことが必要とされるから、ライブハウスはもちろん、コンサート・ホールや野外もダメということになっている
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音楽が政治に介入する意味、あるいは水野良樹の心性(メンタリティ)

ポスト3.11の音楽文化では、音楽と政治の関係が注目されるようになった。その発端となったのは、東日本大震災が発生してから1ヶ月後の2011年4月7日、シンガーソングライターの斉藤和義がみずからYouTuubeに投稿した動画だった。彼自身のヒ...
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「大文字」の文化、「等身大」の文化

ライブハウスは文化なのだろうかーその答えはもちろんイエスだ。もっとも、文化という言葉はさまざまな解釈がなされており、そこにはさまざまな意味が含まれている。そして、アカデミックの世界においても、文化人類学や社会学からカルチュラル・スタディーズ...
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自粛と監視

日本国内にとどまらず、ウイルス禍は世界的な脅威となっている。2016年に刊行されて話題になった『サピエンス全史』(河出書房新社)を著したイスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリは、ポストコロナ時代の世界について、新聞、テレビや雑誌といった...
コロナウイルス関連

「いま、音楽にできること」の意味(あるいは限界)

あくまでも経験的に、音楽が心を揺さぶることを自覚している人は少なくないだろう。アメリカの発達心理学者のローレンス・スタインバーグは、「60歳になってもオールマン・ブラザーズを聴かなければならない理由なんてないさ。だけど、たとえ何歳になっても...
NEWS

「ライブハウス文化論からその先へ」 配信での対話企画開催が決定

ポストコロナ時代のライブハウスのあり方についての討論企画「ライブハウス文化論からその先へ」の配信が決定した。
コロナウイルス関連

「資本主義リアリズム」とライブハウス

ウイルス禍による経済への打撃はあまりにも大きく、グローバルな規模で深刻な事態を引き起こしている。さまざまな業種が影響を受けているなか、もちろん音楽産業も例外ではない。日本でもさまざまなメディアをとおして、苦境に立たされる音楽産業の窮状が毎日...